九州へGO [九州へ]
今週末から、九州・熊本へ行くことになりました。
話は一年ほど前、熊本の実家へと帰省したところからはじまります。
実家は築100年程経つ棟、6~70年経つ棟、改装して30年程経つ棟の3棟が繋がっている少し複雑な構造になっています(すべて木造)。
その内の一棟、改装から30年の棟の2階の部屋にあがった時の事です。
「んっ!」、と異変に気付きました。
明らかに部屋が傾いています。
この部屋の下、1階は浴室・トイレ・洗面所の水周り関係が集中している所です。
お気付きとは思いますが、部屋の傾きの原因は浴室です。
実家の浴室は、床と壁がタイル張りと一部塗り壁という「在来工法」になっています。
昔の一戸建ての家のほとんどを占めているのがこの工法になります。
造った当時の状況やメンテナンス等によって違いはありますが、年月とともに防水機能が衰えてきます。そうなるとリフォームしなければいけません(-.-)
良く聞くのは「10数年から20年でのリフォーム」です。
しかし、実家は改装して30年。
推測するに、躯体の一部である柱や梁などが腐っているか、シロアリにやられているか、あるいはその両方。
仕事柄、浴室から家が傷んできているのを何度も見てきています。
現在の一戸建ては、システムバス(ユニットバスとも言います)が主流になってますよね。 この工法は、もともと集合住宅に使われていた工法で、浴槽・床・壁のつなぎ目が一体になっていて、水漏れの心配がほとんど有りません。その為在来工法より家に負担をかけにくい工法になっています。また、「一戸建ての2階にお風呂」なんて事も意外と簡単に出来てしまいます。
こう書いていくと、「在来工法は駄目じゃない!」ってお思いの方もいるかと思いますが、システムバスでは表現できない間取りや空間演出は在来工法の方が優れています(自分なりの考えですが)。現在は防水技術や工法も向上していますし、一昔前の在来工法より家にかける負担は少なくなってきています。 「こだわりのお風呂」を作るなら「在来工法」が最適なのです。
話がそれましたが、何れにせよ部屋が傾く程の状態は良くありません。
もともと古い家ではあるので、いずれは全面的なリフォームか建て替えをと考えていましたが。先月、母に連絡して状態を聞いてみると、
「また少し傾いたかも」との事。
東日本大震災以降、地震が頻発しているのでかなり心配です。
実家を離れて随分経ちます。
たまの親孝行って訳ではありませんが、倒壊しない程度の工事はしておこうと思い、一時帰省です。
仕事の都合もあるので1カ月程度の予定にしています。
バタバタしそうですが、途中経過などUPしますのでお楽しみに(^_-)-☆
御実家は昔ながらの由緒あるお家なのですね!!すごい^^
熊本いいですね、うちの相棒さんの好きなところです。
お母様もお喜びでしょう、リフレッシュもかねてゆっくりしてきてくださいね。
by リキマルコ (2012-03-19 15:54)